社長の小池です。

 

少し遅くなりましたが、1月と言えば成人式の季節。

私にとって成人式は遥か彼方の昔話ですが、

前回の社長ブログに続いて、

成人式の季節に才能あふれる広告（文章）に触れてうれしくなり、

ご紹介したいと思います。

 

それは、お酒のメーカー「サントリー」が作った、成人式の日の広告です。

取敢えず、広告をコピーしてみます。

 

これでは、見にくいようなので

下記に文章を起こしてみました。

 

ワクをハミ出せ、

 

新成人おめでとう。

今日から大人？そんなはずはない。大人って何だろう？

大人になる方法？そんなものはない。

どんな大人になりたい？カッコイイ大人。やさしそうな

大人・・・・・・、そりゃ外見だ。大人は中身が作る。

今、君の身体の中にある真っ白なものが、君の意志で

カタチを作って行くんだ。

どんな人にも、どんなこともできる。それが君たちの

可能性だ。それしかないが、実はそれはスゴイこと

なんだ。いつか空だって飛ぶかもしれないぜ。

飛べない？なぜだよ。やってみなければわからない。

まず古い考えを取り払え。あるように見える”ワクから

ハミ出せ”それが二十歳の可能性だ。

君にしか発想のできない、君だけの新しい世界を、

実は大人は皆待っているんだ。

但し、品性を忘れるな。自分だけのために生きるんじゃ

ない。お金がすべてと思うな。金で手に入るものなど

タカが知れてる。そして元気に歩くんだ。

怒れ。泣け。くやしがれ。その後で、笑って歌って

君が空を飛ぶ星空を仰いで、二十歳の乾杯をしよう。

 

君の個性に乾杯。

伊集院静

 

となります。

 

皆さんは、この広告を読んでどう思われますか？

個人的には、成人式を迎えた若者への素晴らしいエールに感じました。

 

私個人としては、

「大人は中身が作る」

「品性を忘れるな。」

の所が好きです。

 

いや、

もっと言えば60歳を過ぎても大人になっていない自分に、

愕然としたという方が正しいかもしれません。

それならば、私も新成人の気分でもう少し自分を磨かなければ！！

(笑い）

 

兎に角、令和2年に新成人になられた方々の、

ワクにとらわれない、

個性溢れるご活躍を心からお祈り申し上げます。

 

尚、私は知らなかったのですが、

伊集院静さんは、

2010年頃から毎年　成人式向け広告を書いていらっしゃるそうです。

又、我々の世代では、

サントリーの広告と言えば、

山口瞳さんや開口健さんを思い出します。

 

いずれの作家も、素晴らしい方々であり、

彼らと組んでいるサントリーのセンスの良さを感じます。

 

ＰＳ：

伊集院静さん　今月の21日にくも膜下出血で倒れたとのニュースが流れています。

日本経済新聞に「ミチクサ先生」を連載中で、毎日楽しみにしています。

一日も早い回復をお祈り申し上げます。