富山市で地鎮祭に参加 地鎮祭に見る「紙垂(しで)」の意味

2026.08.06

皆さん、こんにちは。社長の小池です。

私は新築工事が始まるたびに地鎮祭に参列しますが、そのたびに目にする「紙垂(しで)」について、今回はお話ししたいと思います。

地鎮祭では祭壇やお供え物に目が向きがちですが、神事の意味を理解するうえで欠かせないものが、この紙垂です。

白い紙を稲妻のような形に折ったもので、祭壇や竹、そして縄に取り付けられています。

紙垂は、神道において神聖な場所や物であることを示す印です。白い紙は「清浄」を表し、稲妻の形は神様の力や神威を象徴するといわれています。神様をお迎えするため、その場所を清め、神域であることを目に見える形で表しているのです。

地鎮祭では、祭場の四隅に竹を立て、それぞれに紙垂を付けます。さらに四方を囲む注連縄(しめなわ)にも四か所紙垂を垂らし、外側から見ると右向きに折れるように取り付けられています。

この竹と注連縄、そして紙垂によって囲まれた空間は「結界」となり、日常の世界と神聖な世界を分ける役割を果たします。

その結界の内側は、神様をお迎えし、土地の神様に工事の安全と建物の繁栄を祈る特別な場所となるのです。

一方、祭壇正面の榊にも大きな紙垂が取り付けられています。

これは祭壇が神様をお迎えする中心であることを示しています。

神職が祝詞を奏上し、お供え物を捧げる祭壇は、神様がお鎮まりになる依代(よりしろ)であり、その神聖さを紙垂が表しているのです。

私たちは建物を建てる前に、まず土地への感謝を捧げ、その場所を清め、神様に工事の安全を祈願します。小さな一枚の紙垂にも、「ここは神聖な場所です」という大切な意味が込められているのです。

何気なく目にする紙垂ですが、その意味を知ると、地鎮祭は単なる儀式ではなく、自然や土地への敬意、そして家づくりに携わるすべての人の安全と、お施主様ご家族の末永い幸せを願う、日本人が古くから受け継いできた大切な文化であることを改めて感じます。

私も地鎮祭に参列するたびに、これから始まる家づくりへの責任の重さと、お客様の大切な住まいを任せていただくことへの感謝の気持ちを新たにしています。

これからも、このような伝統を大切にしながら、一棟一棟、心を込めて安心して暮らせる住まいづくりに取り組んでまいります。

この記事を書いた人
小池 英樹
代表取締役社長

宅地建物取引士
二級建築士
二級建築施工管理技士

8年の営業・現場監督経験を経て社長歴15年。住宅のデザインと性能にこだわり、家族が長く安心して暮らせる住まいづくりを続けています。全棟で長期優良住宅を採用し、住んでからも満足できる家をお届けしています。 


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