【第2回】富山の気候を考えた新モデル― 断熱性能を考える
皆さんこんにちは。社長の小池です。
2027年1月のオープンを目指して建設中の「速星新モデル」。前回は、富山の気候風土を改めて見つめ直し、これからの富山の暮らしにふさわしい住まいをつくりたい、というモデルづくりの考え方をご紹介しました。
第2回となる今回は、その基本となる「断熱性能」についてお話しします。
富山の家づくりでは、昔から冬の寒さや雪への対策が大きなテーマでした。
しかし近年は、それだけではありません。夏には35℃を超える猛暑日も珍しくなく、冬の寒さと夏の暑さ、その両方への対応が求められるようになっています。
そこで今回のモデルづくりで私たちが重要と考えたのが、一年を通して室温の上下幅をできるだけ小さくすることです。
例えば朝起きたとき。夏なら寝室から出ても涼しく、冬なら布団から出ることをためらわない暖かさがある。真夏に外出先から帰宅して玄関を開けた瞬間の「ムッ」とする暑さや、真冬に帰宅しても部屋が暖まるまでコートを脱げない。そんな毎日の小さな温度ストレスをできるだけ少なくしたいと考えました。
最近では、犬や猫などのペットと暮らすご家庭も増えています。留守中も含めて夏や冬には長時間エアコンを使用することになります。家族もペットも快適に過ごせることは大切ですが、その一方で毎月の電気代を見てストレスを感じるようでは困ります。
快適さと省エネを両立させる。その土台となるのが住宅の断熱性能です。
住宅の断熱性能を示す指標の一つに「UA値」があります。この数値は小さいほど、家の中の熱が外へ逃げにくいことを表します。
今回の速星新モデルでは、断熱等級6、UA値0.34を確保しました。
この性能を実現するため、壁の断熱材の厚みを増やし、床下については基礎断熱を採用しています。
また、住宅の中でも熱の出入りが大きい窓については、意匠上の理由から一部を除き、YKK APの高性能樹脂窓「APW 430」のトリプルガラスを採用しました。
ただ、ここで一つ大切なことがあります。
断熱性能を高めれば、それだけで一年中快適な家になるわけではありません。
高断熱の家は冬には暖かさを逃がしにくい一方、夏には窓から入った太陽の熱も室内にこもりやすくなります。いわゆる「熱ごもり」です。
だからこそ、これからの高断熱住宅では、入ってしまった熱をエアコンで冷やすだけでなく、そもそも夏の強い日射を家の中に入れない工夫が重要になります。
速星新モデルでは、建物の断熱性能だけではなく、窓からの日射を抑える外付けブラインドなども含めた対策を提案していきたいと考えています。
私たちが目指しているのは、単なる「冬暖かい家」ではありません。
冬も夏も室温の変化が少なく、少ないエネルギーで快適に暮らせる家。
断熱、窓、日射、そして空調。それぞれを別々に考えるのではなく、一つの住まいとしてトータルに計画することが、これからの富山の家づくりには必要だと考えています。
宅地建物取引士
二級建築士
二級建築施工管理技士
8年の営業・現場監督経験を経て社長歴15年。住宅のデザインと性能にこだわり、家族が長く安心して暮らせる住まいづくりを続けています。全棟で長期優良住宅を採用し、住んでからも満足できる家をお届けしています。





