「錬士」の称号をいただいて思うこと
皆さん、こんにちは。社長の小池です。
普段このブログでは、住まいづくりや住宅業界の話題を中心にお伝えしていますが、今回は少し趣向を変え、私自身のことを書かせていただきます。
私は弓道を始めて十九年になります。今では、生涯を弓道とともに歩んでいきたいと思うほど、大切な趣味となっています。
弓道には、その人の修練の積み重ねを示す「段位」と「称号」があります。
段位は技術の習熟度を示す資格であり、称号は錬士・教士・範士と続きます。称号は技術だけではなく、人柄や品位、弓道に対する姿勢も問われる、いわば指導者としての資質が求められる資格です。
ここ数年、私が挑戦を続けてきたのが「錬士」でした。
四段までは比較的順調に昇段できたと思っていますが、五段、そして錬士への道のりは決して平坦ではありませんでした。むしろ、かなり遠回りをした方だと思います。
錬士審査は、一次審査、面接、そして二次審査という三つの関門があります。過去には一次審査を通過したことも何度かありました。しかし、そのたびに二次審査で思うような射ができず、不合格を繰り返しました。
最初の頃は、「弓道の神様が、まだ早いと言っておられるのだろう」と前向きに考えていました。
しかし、人間とは弱いものです。挑戦を重ねるうちに、「自分には錬士になる資格はないのではないか」「これ以上挑戦しても無理なのではないか」と、自信を失いかけた時期もありました。
それでも挑戦を続けることができたのは、先輩方や弓友の励ましがあったからです。「次こそ大丈夫」「諦めなければ必ず届く」。そんな何気ない言葉に、何度も勇気をいただきました。
そしてこの度、【北信越地区】錬士臨時中央審査において、念願であった錬士の審査に合格することができました。
当日は、一次審査通過の案内を受けた後も、これまで二次審査で何度も悔しい思いをしてきた記憶が頭をよぎりました。
審査では、自分の持っている力を無心で出し切ることだけを考えたつもりでした。しかし、どこか心の片隅には「的に中てたい」という雑念があったことも否定できません。
それでも良い結果を出せたのは、これまで支えてくださった皆様の応援があったからこそだと思っています。
本当にありがとうございました。
そして今、新たな心境の変化も私に生まれています。
受かるまでは欲しくて欲しくて仕方がなかった称号ですが、実際にいただいてみると、喜びと同時に大きな責任を感じています。
周囲からは「錬士らしい射」「先生らしい所作」が自然と求められます。称号に恥じない射をしなければならないという、新しいプレッシャーも生まれました。一射一射に対する責任感は、以前とは比べものになりません。
一方で、自分が苦労して得た経験や技術、そして精神面で学んだことを、これから上を目指す若い方々や後輩たちに伝えていくことも、遠回りをしてきた私だからこそ果たせる役割ではないかと思うようになりました。それもまた、自分自身を成長させてくれる機会だと感じています。
そして私は、ハウスラボの社長として、弓道で学んできたことは住宅づくりにも通じると気付きました。
良い家は、一朝一夕には完成しません。経験を積み重ね、失敗から学び、周囲の力を借りながら、一歩ずつ理想に近づいていくものです。
決して社長一人で家が建つわけではありません。
お客様がおられ、社員がおり、職人さんやメーカーをはじめとする協力業者の皆様がおられてこそ、本当に良い家づくりが実現します。
弓道も住宅づくりも、一人では成し遂げられません。多くの人に支えられ、教えられながら前へ進んでいくものだと、改めて実感しています。
これからも弓道で学んだことを仕事にも生かし、一歩一歩精進してまいります。
弓道にも、仕事にも、一生懸命。
そんな小池を、これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。
宅地建物取引士
二級建築士
二級建築施工管理技士
8年の営業・現場監督経験を経て社長歴15年。住宅のデザインと性能にこだわり、家族が長く安心して暮らせる住まいづくりを続けています。全棟で長期優良住宅を採用し、住んでからも満足できる家をお届けしています。





