弓道範士の指導を受けました。

2020.02.19
  • 社長の小池です。



    時々、社長ブログに挙げる私の趣味「弓道」のお話です。



    弓道では、審査により弓道修練者に
    『段級位』 
    及び
    『称号』
    を認許し、その研鑚練磨の実力を評価しします。


    級位は、『五級から一級』
    段位は、『初段から十段』
    までの、計15段階に分かれます。


    称号は、『錬士』・『教士』・『練士』の3段階があります。



    全日本弓道連盟の資料によると、
    H31年3月末日現在、会員数が135,403名となっていますが、
    この会員数にたいして、称号認許者は

    範士 67名  (会員数にたいして、0.05%)
    教士 1,997名 (会員数にたいして、1.5%)
    練士 4,946名 (会員数にたいして、3.7%)
    となっています。

    弓道を始めた者にとって、
    称号取得が大きな目標となりますが、
    この数字からも、
    如何に『称号の認許』を得るのが難しいか想像できるかと思います。


    富山県弓道連盟では、
    毎年この2月の時期に、
    全国で67名しかいらっしゃらない範士のうち、
    御二方の範士の先生をお招きして、
    講習会を開催し、指導を受けています。

  • お招きした先生のお名前は、
    青森県八戸市在住の、範士八段 川村光良先生
    広島県広島市在住の、範士八段 宮脇保博先生


    現在富山県には、範士の認許を得た人は現在いらっしゃりません。
    又、段位でも七段が最高位であり、
    我々にとって、『範士八段』といえば雲の上の存在、伝説の弓道家と言えます。

    そのような先生に教えを頂くわけですから、
    私にとっては、緊張もありますが、感動でもあります。



    講習会では、
    正式な手順で参加者が2本の弓を引きます。
    その後、この様な感じで参加者が順番に弓を引きながら、
    1人1人がその場で先生に指導を受ける事となります。

  • この方は、川村先生に、弓の握り方(手の内といいますが)を習っているようです。
    周りでは、携帯で写真を撮ったり、先生の話を我が事のように、
    真剣に聞いています。
  • ここでは、広島の宮脇先生に、
    弓の押し方習っているようです。

    (この女性、最近『教士』になられた富山県でも高名な方ですが、
    範士の先生の前では、この様に神妙に教えて頂いています。)



    冒頭私が「趣味の弓道」と書きましたが、
    範士八段の先生のお話を伺うと、
    先生方には弓が趣味なんて甘い考えでなく、
    人生全てが弓道
    「射即人生」
    という弓道に取り組む人生観が強烈に伝わります。

    両先生とも、弓歴は50年以上。

    その先生ですら、
    「まだ修行中で、理想の弓を求めている」
    と聞けば、ただただ頭が下がります。
  • 因みに、私はこんな感じで、自分の未熟さを知って、反省顔になっています。

    また明日から、今回教えて頂いた指導を一度思い出しながら、
    練習に励みたいと思います。

    頑張るぞ!!!

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