巻藁射礼に感動

2019.11.09

社長の小池です。

 

本日は、このブログで時々書いている私の趣味の弓道のお話です。

 

私の弓道の先生は、岡本仁先生。

岡本先生は、富山県弓道連盟の会長をなさっておられます。

そんな先生に師事して早や10年以上が経ちましたが、

どうも腕前のほうは遅々として上達せず、

先生には出来の悪い弟子であり、申し訳なく思っています。

 

その岡本先生ですが、

今年の春の叙勲で「旭日双光賞」を受賞されました。

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岡本先生は、弓歴50年

(大学時代は剣道をされていましたが、大学卒業後に弓道を始められたそうです。)

その間、富山県の弓道界の発展に努められ、

2000年国体をはじめ、昨年のねんりんピック2018等々

富山県内での大きな弓道関連の大会運営にも数多く携われました。

又、日本弓道連盟にも出向され専務理事も歴任されました。

 

 

このような、50年の弓道界での活動に対しての今回の受賞です。

 

受賞のお祝いには、

日本の弓道界を引っ張る素晴らしい弓道の先生方や、

岡本先生が勤務されていた日本海ガスの新田社長を初め多くの元同僚、

そして我々富山県で岡本先生にお世話になっている弓道を愛する面々等、

約200名が参加しました。

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各界のご挨拶があった後、

ご本人から、50年におよぶ弓道人生の思い出、

そしてご家族への感謝のお言葉がありました。

 

そして、授賞式のメインイベント

「巻藁射礼(まきわらしゃれい)」

が行われました。

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弓道において射礼とは、

祭祀・式典その他晴れの場所において、

その時代の式服を着用し、

起居進退(ききょしんたい)を礼法に従って、

射を行うものである。

射は、「礼に始まって礼に終わる」といわれるように、

時・所・位をわきまえ、

その動作は荘重優雅(そうちょうゆうが)に、

その心は純真清澄(じゅんしんせいちょう)に、

射と礼とが渾然融和(こんぜんゆうわ)して、

一箭(いっせん)に誠を尽くすことが弓道の本旨である。

と教えられています。

 

(正直なところ、聞いた事がないような言葉が多く、

私は理解するのに苦しんでおります。

が、それを勉強するのも弓道の一面。)

 

射礼は弓道においては修練を重ね、基本を会得した練達者によって行われています。

教士六段の岡本先生は、

ご自身のお祝いの会ではありましたが、

正しくこの席にふさわしい射手(いて)と言えます。

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射礼は、多くは弓道場で行られるのですが、

今回のホテルのような慶事では

巻藁を使った「巻藁射礼(まきわらしゃれい)」となります。

 

弓道を知る者は当然なら、

初めて見る日本海ガスの元同僚の方々は、

張りつめた空気にきっと驚かれたことと思います。

 

又、弓道の奥深さに触れた瞬間でした。

 

 

 

最後に、当日のスナップ写真を一枚

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この写真は、今回のお祝いの席に駆けつけて頂いた

広島県弓道連盟会長 範士八段 宮脇保博 先生

(写真左側から4番目)

と、時々先生にご指導を頂いている面々が

お願いして撮った写真です。

 

範士八段と言えば、我々にとっては雲の上の人

(富山県において現在の最高位は、教士七段)

ちょっとミーハーではありますが、記念の一枚となりました。


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