季節の変わり目に出会った 絶滅危惧種的(?)暖房器具

2022.04.16

社長の小池です。

 

今年は桜が咲いた頃は大変いい陽気で満開も早かったですが、反対に桜を楽しむ期間は短かったように思います。

その中で、今年も桜を楽しむことができました。

皆さんは、どうでしたでしょうか?

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そして、ケヤキ通りは御覧の通り新芽が芽吹いています。

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地球温暖化で平均気温が高いのか、ケヤキの芽吹きがだんだん早くなっていくように感じます。

ケヤキのトンネルも、もうすぐ完成です!

 

 

さて、下記の写真はあるお宅のこの季節の変わり目の年中行事、暖房器具の片付けです。

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築50年近いお宅で、部屋数も多ければ暖房器具も多種多様。

一般的に考えられるすべてのタイプが揃っています。

①石油ストーブ

②石油温風ヒーター

③電気ヒーター

④温風電気ヒーター

⑤電気オイルヒーター

⑥ガスストーブ

この写真には写っていませんが、あと固定式の

⑦ガス温風ヒーター

があるそうです。

当然、冷暖房のエアコンも有ります。

これらの器具、50年近く使用しているものから昨年購入した物まで、

設置場所もリビング・寝室から、洗面脱衣室・トイレ迄 幅広くあります。

エネルギー資源も、石油・ガス・電気とフル装備です。

 

1970年代に起きたオイルショック以前の住宅建築は、3世代同居の大家族前提の住宅が主流。

成長の限界という言葉もなく明るい未来だけを信じていた時代の住宅です。

今となっては減築も難しく、断熱リフォームもコストと住む家族の人数がミスマッチとなっています。

 

断熱という発想は、1970年代には設計には無かったと想像します。

(当時は、私はまだ学生で業界の事は知らないのですが・・・)

又、建築材料も断熱を目的とした商品が乏しかったと考えられます。

(私が入社したころは、断熱材と言えばAマット(今は緩衝材につかっている梱包資材)か、50ミリの断熱材がやっと世の中に出てきました!)

 

時代は変わり、今では住宅の性能は「断熱性能」と「省エネ性能」を数値化で考えるのが基本。

というか、性能の数値化が基本になりつつあると言った方が正しいかもしれません。

2025年 及び 2030年に大きく建築基準法の改正があると言われています。

当社は、その時代に先立ち長期優良住宅を全棟標準仕様として、「夏はすずしく」「冬は暖かく」さらに「光熱費がかからない」をモットーに住宅作りを進めています。

 

そう遠くない未来に、季節の変わり目に暖房器具をしまう風景は、教科書の中の「昔の住まい」の風景になるかも知れませんね!!

 

 


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