コロナワクチン接種2回目終了 と mRNAについて

2021.07.09

社長の小池です。

 

新型コロナのワクチン接種、2回目終わりました。

1回目の接種の時は、副反応は有りませんでしたが、

2回目は翌日に発熱と頭痛を発症しました。

 

ワクチン接種をして15分間医療機関で待機していた時は特に変化もなく、

その後、通常通り昼食をとり 会社で午後の勤務。

多少注射をした箇所が痛いような気もしましたが、

安心しきっていたのですが、翌日の発症となりました。

 

私の場合、発熱と言っても微熱程度、特に倦怠感は有りませんでしたが、

軽い頭痛を伴いました。

激しい副反応でも無かったので、解熱剤を服用することもなく、

1日 布団の中でゆっくりさせて頂きました。

 

2回のワクチン接種が終わると、10日から2週間で抗体が出来るとの事。

これで、今までよりは行動範囲も広がるかなと思っていますが、

コロナ禍で出不精が染み付いた体が元に戻るかどうか、私の場合は疑問です。

 

一方、私の友人が富山駅前に住んでいるのですが、

最近 年配の団体旅行客が増えたと言っています。

日本に少しづつですが、日常が戻りつつある様です。

 

 

さて、今回のワクチン接種で個人的に一番気になったのが、

新型コロナウィルスで初めて実用化された

「メッセンジャーRNA(mRNA)」

という技術。

 

この技術について、日本経済新聞の6月15日に記事が載っていたのでご紹介します。

 

mRNAとは?

『細胞内でDNAの遺伝子情報をもとにたんぱく質をつくる際に伝令役となる物質。

伝える遺伝子情報に合わせて人口合成できる。

新型コロナワクチンではウィルスのたんぱく質をつくるmRNAを体内に投与する。

ウィルスのたんぱく質ができ、それを免疫が記憶することで、ウィルスが実際に侵入したときに感染防御などに役立つ。

がん治療では、がんの目印となる物質をつくるmRNAを投与する。』

 

図で示すと下記の通り

20210619175000-1

 

難しい免疫学の話ですが、

ステップ1 :mRNAを体に投与し、人工的に新型ウィルスのたんぱく質を体内に作る

ステップ2 :自分の免疫細胞が、このあたらしい新型ウィルスの目印を覚える

ステップ3 :ウィルスに感染してウィルスが体内に入ってきたとき、免疫細胞がウィルスを攻撃する

の流れと、小池は理解しました。

 

尚、mRNAをワクチンに利用するアイデアは1990年代からあったそうですが、体内で分解されやすいという課題があり、実用化は進まなかったようです。

が、mRNAの一部を改変すると免疫を逃れやすくなることができ、新型コロナワクチンの開発に欠かせない成果となり、今回のコロナワクチン開発につながりました。

このmRNAの技術は既にがんやHIVの治療役として始まっていて、具体的には先天性代謝異常症や呼吸困難に至る先天性の難病の治療薬を目指した治験が始まっているとの事の様です。

 

ここまで読むと、mRNAという技術は今も日進月歩の技術と理解できます。

新聞の見出し「mRNA 次世代薬けん引」までは納得です。

 

今回のコロナワクチン

全人類を使った壮大な人体実験と見るか、

ジェンナーが自分の子供に施した天然痘の種痘法みたいなものなのか、

映画や舞台で有名な「華岡青洲の妻」にでてくる妻や母親に施した全身麻酔になるのか、

と色んな事を想像させますが、

専門家でもない自分には、ファクトとフェイクを見極める知識もなく正直わかりません。

 

只、新型コロナにかかる確率が大きく下がり、

老人に多い重症化リスクの回避はできている現状をみると、

自分では、今回のワクチン接種 納得しています。

どうでしょうか????


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