能登半島地震とキラーパルス

2024.01.27

社長の小池です。

 

今回の社長ブログも能登半島地震関連の情報です。

今迄、富山県にお住まいの方の地震については関心が低かった点は否定できません。

今こそ、様々な知識を持つことが重要かと思います。

 

キラーパルスとは?

キラーパルスは、地震の揺れの周期のうち1秒~2秒周期のやや短い振動の振動を指します。

一般的に、この地震の揺れの周期が建物の固有周期に近いほど、建物が大きく揺れやすいとされてます。

 

過去の地震例でも、阪神・淡路大震災、新潟県中越地震および新潟県中越沖地震では、1~2秒の短周期地震動が観測され、多くの住宅の被害が見られました。

一方、東日本震災の建物の被害は少なかったと言われていますが、東日本震災の地震動周期は1秒以下でキラーパルスが少なかった事が原因と考えられます。

 

建物の固有周期は?

それでは、建物の固有周期はどうなのでしょうか?

一般的には

耐震等級Ⅰ    固有周期 0.3秒~0.5秒

耐震等級Ⅲ  固有周期 0.1秒~0.3秒

と言われています。

地盤の固定周期と建物の固定周期は違うため、共振と倒壊は起こりにくい事になります。

 

建物倒壊のメカニズム

固定周期が違う地盤と建物ですが、何故倒壊にするかというと地震の性質があります。

先ず地震の第1波が来て、住宅にダメージを与えて建物が損傷します。

これによって、建物の固有周期が伸び地震の固有周期に近づきます。

その後、地震の第2波が来たときに、建物の固有周期と地震の固有周期に近づくことで共振が起き、建物の倒壊が起こります。

 

従って、共振を防ぐには、地震の第1波が来ても建物にダメージを受けにくい住宅(耐震等級Ⅲ)の住宅が必要となります。

地盤が強いとか弱いとかの問題でなく、地震のダメージを受けにくい耐震等級Ⅲの住宅を作ることが大事となります。

 

能登半島地震の住宅の倒壊

今回の能登半島地震では、見た目は分かりませんがここ数年の群発地震でかなりの住宅がダメージを受けていたことが予想されます。

その結果、1月1日の地震で最後のとどめを刺されたのではないでしょうか。

 

 

今回の地震で、日本の何処でも地震は起きるとという事を再認識しました。

そして、地震が起きたからと言っても、その土地が安全とは言えない現実を目の当たりにしました。

 

耐震について、もう一度真剣に考える必要があると考えます。


家づくりについてのご質問はお気軽に!