ウッドワン ニュジーランド研修 その1

2017.07.11

社長の小池です。

当社は、ニュージーランドで(この後はNZ表記とします)製造しているウッドワンのJWOODを、構造材として標準採用しています。

今回ウッドワンからお招きを頂き、ウッドワンのNZの工場 及び JWOODの製造過程 更にウッドワンがNZに所有する山林を見学する事となりました。

今回の参加メンバーは全国のJWOODを使っている選り抜きの33社です。

 

ニュージーランドは、日本との時差は3時間 北半球と南半球とに違いで気候はちょうど日本の逆で、今は11月末頃の気候です。

 

NZの首都はウエリントン NZの人口は424万人です。面積は日本の4分の3程の大きさで、人口は半分の島国です。

移民を受け入れている事情もあるようですが、人口は増加中でここ10年の間に100万人増えたとガイドさんから聞いたように思います。人口減少とデフレに悩む日本とはこれまた逆のようです。

 

私達一行は北島(NZは北島と南島に分かれます)の中央部に位置するオークランドに入りました。

オークランドはNZ最大の都市で、初冬の様子です。

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今回の研修初日は、NZの住宅を見学しました。

NZの住宅は、2X4ランバーを使った平屋建てが基本だそうです。

詳しい事情はわかりませんが、英連邦の国なので石造りの家が多いかと思ったのですが全く違っていました。

NZでは、平屋建て住宅に前庭に芝生が一般的のようで、本当に美しい街並みでした。

NZの住宅前の芝生はどの家も綺麗にゴルフ場の芝の様に刈り込んでありましたが、ガイドさんによると住民が責任を持って芝を刈り込んでいるそうです。

刈り込みが疎かだと市に通報されるそうです。景観に対する意識は強い様ですね。

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先ほども書いた様に、NZは人口増加中で、経済はインフレの様です。

住宅の購入は、ほとんど住宅ローンですが、現在の金利は4%前半との事です。(フラット35と比較すれば、4倍ですね!!)

 

更に驚くべきは、住宅の価格です。

下記モデルを参考にすると

①住宅(平屋)&インナーガレージ付き(日本のようなカーポートは無し)

②家の大きさ:69坪

③価格(土地&住宅):1,340,000NZ$ (円換算1億1390万円)

この価格には、ビックリです!!

更に、この価格が一般的な水準という話に、又ビックリ!!!

 

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現地の方の説明では、最近は断熱性能を上げたとか、クライストチャーチの地震の影響を受けて地震対策を施してとの事ですが、当社の作っている住宅の性能や機能から比較すると、割高な住宅にしか見えないのですが・・・・・。

 

ただ、NZの国民性なのか行政の考えなのか聞けなかったのですが、街並みを綺麗にする考え、景観を大事にする考えは、素晴らしいと思います。

住宅の前に限らず、街の中も郊外を問わず、街路樹の根元の芝生等々、緑という緑は全て刈り込んでありました。

郊外は、全国が牧場用地と言って過言のない程牧場の多い国ですので、牧場の草を羊や牛が食べて草が伸びてないないのなら納得はできますが、人間の住んでいる街中の綺麗さは、パーフェクトです!!

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NZの芝は伸びない芝かと思った程です。「不思議な芝の国 NZ」です。

 

*住宅見学の印象

「NZの住宅  VS  日本の住宅」

平屋が一般的で景観が素晴らしいNZの住宅には軍配を上げますが、耐震・断熱の住宅性能 及び 価格は日本の住宅に軍配が上がります。

総合点で、日本の住宅の勝ちです!!!!

 

 

引き続き、ウッドワンのNZ工場 他のレポートをお送りします。


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