酸素がなければ、そのなかでどう登るのか(新型コロナも同じ)

2020.09.23

社長の小池です。

 

久しぶりの新型コロナ関連です。

日本では、新型コロナの第2波がやや収まりつつあるような雰囲気があります。

連休前には、富山アラートも解除となりました。

とにかく、この傾向が続いて欲しいと願うところです。

 

私が所属する 公益財団法人 日本スポーツ協会から送られてくる

「Sport Japan」の9月号の巻頭コラムに載っていた、

プロ登山家の武内洋岳氏のコラムがあり、ご紹介したいと思います。

 

 

『登山は想像のスポーツです。

(中略))

そして、実際にめざし、経験をする。

ただし、経験を積んではいけない、僕はそう思っています。

登山で前回と同じはあり得ず、経験に頼るのがいかに危険か

人は経験を積みたがりますが、それが逆に身を危険にさらすことにもなる。

だから、僕は経験を並べ、足りない部分を想像する。

死のイメージすら描き、ゆえに回避もできる。

(中略)

今、新型コロナで大変なことになっていますが、

僕はそれを、雨が降る、風が吹く、虫が飛ぶ・・・

そうした自然の一部と同じように捉えています。

僕たち人類は、今までにも自然の力に翻弄され、

それでも適応し、生き延び、さらには発展してきた。

ウィルスとの闘いも今に始まったことでなく、先人も乗り越えてきている。

(中略)

酸素がない、だから登れない・・・・そうではなく、

その中でどうすれば登れるのか

山ではパートナーの存在がとても重要で、

ともに喜び、楽しみ、時には意見の違いからケンカし、

互いに否定し合うこともある。

ただし、頂上を目指すという明確な目的があるから、

最終的には一つになれる。

みんなで取り組み、協力し、知恵を出し合い乗り越えていく・・・

僕は専門家ではありませんが、新型コロナに向き合うには、

それが大切なことだと思います。 』

 

以上が、武内氏のコラムの主張です。

新型コロナ対策について、素人なので、

PCR検査がどうかとか、具体的な対処を主張はなさっていませんが、

立場をわきまえた、

至極 真っ当な主張に思えます。

 

新しい首相が

「自助 協助 公助」

というキャッチフレーズを発表され、

政治的思惑もあって批判もあるようですが、

私は、大事な考えと思います。

 

自粛警察なる言葉が生まれましたが、

一律的な排除の理論でなく、

足りない部分を自ら考えたいですね。

 

武内氏は、

『早く元に戻ってほしいという思いもあるかもしれませんが、

元に戻るより新しいステージに向かう、

僕は、これがこのコロナとの闘いのゴールデないかという気がします』

ともおっしゃています。

 

皆さん、どう思われますか?

 


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