照明の勉強会に参加

2019.03.28

社長の小池です。

 

先日、社内で開催された照明の勉強会に参加しました。

知らない事も多く(お恥ずかしい限り)大変勉強になりました。

改めて、死ぬまで勉強と思いました。

 

 

そこで、昨日の勉強会から、問題を2問作ってみました。

回答と共に、参考にしても貰えれば幸いです。

 

問題1:明るさの単位って何?

 

私の年代にとっては、明るさの単位はワットでした。

しかし、ワットはそもそも明るさでなく消費電力を表す単位で、

白熱電球の性能を表すにはこれで良かったと言えます。

 

しかし、少ない消費電力で強く明るい蛍光灯やLED照明器具が台頭してきたにより、

ワット表示では不都合が生まれ、

ルーメン(lm)表記が採用されてきました。

 

ルーメンとは、光の「量」を表す単位です。

 

白熱電球の消費電力と明るさには相関関係がありましたが、

消費電力のが少ない蛍光灯やLED照明を消費電力のワット数で表すと、

単位が一桁以上違い選び方が複雑になります。

 

そこで、今では照明の明るさ表示は、ルーメン(lm)表記で統一されたと言う事です。

 

とは言え、まだまだ慣れないので 白熱電球とルーメン(lm)を比較してみます。

白熱電球をLED照明に変えるときの目安に使ってみてください

白熱電球      同程度のルーメン

60W        810lm以上

40W        485lm以上

20W        170lm以上

 

又、カタログには、白熱灯〇〇W相当などの表記も出ています。

IMG_0148

参考にしてみて下さい。

 

 

問題2:お部屋の照明計画を考えるとき、ダウンライトがどれくらい必要?

 

住宅の照明を考えるとき、吊り下げタイプ 天井付けタイプを問わず、

カタログに書いてある「~14畳」「~6畳」とかの表記を参考にします。

大きなリビングになれば、それらの照明器具の組み合わせになります。

IMG_0149

 

所が最近はダウンライトが増え、その数を考えるのは大変難しい選択になります。

 

そこで、問題1で説明したルーメンを使った簡単な方程式を教えします。

先ず、空間に必要なルーメンは下記の通りとなります。

①ほどよい明るさ    1畳あたり:300lm

②しっかり明るい    1畳あたり:400lm

③とても明るい     1畳あたり:600lm

 

12畳のリビングを「しっかり明るい」空間で計画すると、

12畳  X  400lm  =  4800lm

60W相当のダウンライトで440lmを選んだとすれば、

4800lm  ÷  440lm  =  10.9

従って、最低でも11個ぐらいのダウンライトが必要となります。

 

当然ながら、40W相当、100W相当のダウンライトを選べが、個数は変わってきます。

 

又、光の中心を何処にもってくるかで、ライトの取り付け位置も変わってきます。

 

 

 

 

以上、照明勉強会で習った事から、問題を作ってみました。

こうして見ると、照明も結構奥が深いことが分ります。

如何だったでしょうか?

 

最近、シーリング照明から

「ダウンライト」「間接照明」を使った照明プラン等の問合せも増えています。

何なりと、お問合せ下さい。

お待ちしております。

 

 


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