地鎮祭の祭壇の豆知識(三種の神器)

2026.03.14

社長の小池です。

先週は「春の雪」が舞う中での地鎮祭でしたが、本日は一転、風は冷たいものの、富山らしい清々しい晴天に恵まれた地鎮祭に参列しました。

私たち住宅会社にとって、地鎮祭は工事の安全を祈るだけでなく、お施主様のご家族がこの土地に根を下ろす大切な「はじまり」の儀式です。

何度も参列させていただく中で、実は神主さんによって祭壇のしつらえに個性があることに気づかされます。

今日の祭壇で目を引いたのは、祭壇の両脇に立てられた立派な装飾です。

向かって右側には棒に「鏡」、左側には「剣と勾玉」が飾られていました。

これは皇室に伝わる「三種の神器(八咫鏡:やたのかがみ)・(草薙剣:くさなぎのつるぎ)・八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)」を模したもの。神道の儀式において、これらは非常に重要な意味を持っています。

まず、右側の「鏡(八咫鏡)」は、太陽の光を反射し、神様の知恵や真実を映し出す象徴です。

そして左側の「剣(草薙剣)」「勾玉(八尺瓊勾玉)」は、剣は気を祓い、勾玉は慈しみや生命の繋がりを意味すると言われています。

神様から見て左側(私たちから見て右側)を上位とする「左尊右卑(さそんうひ)」の考えに基づき、太陽の象徴である鏡が右側に配置されるのが一般的です。

こうした格式高い「三種の神器」のしつらえを目の当たりにすると、この土地が神聖な場所へと清められ、いよいよ家づくりが始まるのだという身の引き締まる思いがいたします。

私たち建築に携わる者は、こうした伝統的な儀式の意味を大切にしながら、最新の技術で安心・安全な住まいを築いていかねばなりません。

季節の変わり目、富山の厳しい冬を越え、春の訪れとともに新しい暮らしの土台が固まっていく。そんな瞬間に立ち会えるのは、この仕事の醍醐味です。

お施主様ご家族の末永いご多幸と、工事の無事。祭壇に捧げられた神器に、改めてその誓いを立てた一日でした。

この記事を書いた人
小池 英樹
代表取締役社長

宅地建物取引士
二級建築士
二級建築施工管理技士

8年の営業・現場監督経験を経て社長歴15年。住宅のデザインと性能にこだわり、家族が長く安心して暮らせる住まいづくりを続けています。全棟で長期優良住宅を採用し、住んでからも満足できる家をお届けしています。 


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