工事の流れ:②基礎編 1.基礎工事

2019.06.15
  • 丁張り(遣方)
    丁張り(遣方) 丁張り(遣方)
    基礎工事の第一歩は「丁張り」作業です。

    よく工事現場が始まると、建築予定地の回りに
    木製の杭と木製の板で柵みたいなも立っています。

    この柵を作る作業が「丁張り」で大変重要な作業になります。

    先ず、地面に基礎の外周部の目安のヒモを張ります。(地縄張りと言います)

    次に、この地縄を目安に、柵を外周部より大きめに作ります。
    この柵の上に水糸を張って、正確な位置を確認します。

    この作業は、見たところ簡易的な柵に見えますが、
    建築図面通りの場所(方位・隣地/道路からの距離)に基礎を作る指針となります。
  • 地業 (基礎を支える地盤工事)
    地業 (基礎を支える地盤工事) 地業 (基礎を支える地盤工事)
    住宅は、基礎の上に建てるものですが、
    その基礎は当然土地に対して、垂直に且つ水平に作らないと、
    傾いたりします。

    地業とは、この基礎を支えるための土地の地均し作業です。

    その作業が終わると、防湿シートを基礎全般に敷き詰めます。
    このシートは、地盤からの湿気を床下に上らない為のシートです。

    更に、外部の基礎を作るための基盤作りに、捨てコンクリートを敷き詰めます。

    この作業が終わり、いよいよ基礎工事が始まります。
  • 配筋工事 (ベタ基礎仕様)
    配筋工事 (ベタ基礎仕様) 配筋工事 (ベタ基礎仕様)
    基礎は、「圧縮につよいコンクリート」と「伸びに強い鉄筋」が一体となる事で、
    強さを発揮します。

    基礎には、二通りの仕様があります。
    ①布基礎 仕様
    ②ベタ基礎 仕様



    布基礎は、土台や柱を受ける立ち上がり基礎を、鉄筋とコンクリートで作る基礎です。
    土間スラブの部分には、薄くコンクリートを敷くのが一般的です。

    一方、
    ベタ基礎は、土台や柱を受ける立ち上がり基礎 プラス 土間スラブ部分も含めて
    鉄筋とコンクリートで作る一体型基礎です。

    当社は、このベタ基礎を基本仕様としています。


    ベタ基礎は、鉄筋やコンクリートの量が布基礎と比較して比べようもなく多くなりますが、
    地震対策を含め 非常に強い基礎となります。
  • 鉄筋工事 (特殊な基礎工事)
    鉄筋工事 (特殊な基礎工事) 鉄筋工事 (特殊な基礎工事)
    当社の基礎ですが、特殊な基礎工事が発生する事があります。
    所謂、地中梁と呼ばれる基礎(地中の中に埋められる梁)です。

    鉄筋コンクリートの様な大型建築には良くある地中梁ですが、
    外部の基礎だけでは強さが不足する場合、内部に地中梁を設ける事で、
    基礎が強化されます。

    このような基礎の指示が生まれるのも、
    長期優良住宅として基礎の計算を、
    物件毎に行っているからです。



    更に、基礎の立ち上りの部分の最上段の鉄筋ですが、
    16ミリの太い鉄筋を使用しています。

    木造住宅でこの様な太い鉄筋を使う会社は、
    数少ないと思われます。
  • 配筋工事 自主検査
    配筋工事 自主検査 配筋工事 自主検査
    当社の基礎は、自主検査を実施します。

    基礎の仕様は、

    ①鉄筋と鉄筋の間隔(計算によって決まる)
    ②鉄筋の太さ(計算によって決まる)
    ③鉄筋と鉄筋を結ぶ時の、鉄筋に重なりの長さ(鉄筋の太さで変わる)

    が全て決まっています。

    仕様通りの基礎になっているか、自主検査を実施し瑕疵保険の検査に備えます。

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