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☀️ 「夏を涼しく」住宅の日射遮蔽のすすめ
暑い日が続いていますが、家の中がまるでサウナのように感じたことはありませんか?
その原因のひとつが「日射」です。太陽からの熱が窓を通して室内に入り込み、室温を上昇させてしまうのです。そこで注目したいのが「日射遮蔽」です。 -
◎日射遮蔽とは?
日射遮蔽とは、太陽光が室内に直接入り込むのを防ぐこと。
特に夏場は、太陽高度が高く、強い日差しが窓から差し込むため、遮蔽の工夫が欠かせません。
逆に冬は太陽高度が低く、日射を取り込むことで暖房効果が期待できるため、季節に応じた設計が重要です。
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◎住宅でできる日射遮蔽の工夫
以下のような方法で、日射をコントロールすることができます。
• 庇(ひさし)やオーニングと軒屋根の設計
南向きの窓には、夏の高い太陽を遮り、冬の低い太陽を取り込むような庇や軒屋根の設計が効果的です。
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• 洋風すだれのアウターシェード、昔ながらの手軽なすだれ
外側で遮ることで、室内に熱が入る前にブロックできます。可動式なら季節や時間帯に応じて調整可能。
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• 日射遮蔽型Low-Eガラス
特に東西面の窓には、日射を反射するタイプのガラスが有効です。断熱性能も高く、省エネに貢献します。 -
• 緑のカーテン(ゴーヤや朝顔など)
植物の力で自然に日射を遮る方法。見た目も涼しげで、環境にも優しい選択です。
写真はゴーヤでグリーンカーテンにした、我が家の日射遮蔽です。
自家製のゴーヤで美味しいゴーヤ料理を食べれて一石二鳥です(笑) -
◎快適性と省エネの両立
日射遮蔽をうまく取り入れることで、冷房の使用を減らし、電気代の節約にもつながります。
さらに、室温が安定することで、体への負担も軽減され、健康的な暮らしが実現できます。
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日射遮蔽は、単なる「暑さ対策」ではなく、住まいの快適性・省エネ・環境配慮を同時に叶える重要な設計要素です。
これから家を建てる方も、リフォームを考えている方も、ぜひ「太陽との付き合い方」に目を向けてみてください。
(設計部:小林)
富山の気候に合った暮らし 日射遮蔽の工夫
2025.08.31
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